「鮭」と「サーモン」の違いについて

雑記

「鮭」と「サーモン」

どちらもスーパーでよく見かけ、

実際に食べることも多いと思いますが、

「違いは?」と聞かれると困ってしまいます。

「同じじゃないの?」と思ってしまいますが、

しかしスーパーなどで売られている鮭とサーモンは区別されています。

この記事では「鮭」と「サーモン」の違いについて

紹介していきたいと思います。

鮭とは?

サケ目サケ科サケ属の魚。

川で卵から孵化し、やがて海に出る海水魚です。

1~6年間の海洋生活を経て成長した鮭は、再び生まれた川に戻って産卵します。

日本で流通している鮭には

  • 白鮭
  • 銀鮭
  • 紅鮭

等があります。

スーパーで見かける切り身や、塩鮭、鮭おにぎり、鮭弁当など、

古くから日本人に慣れ親しまれてきました。

サーモンとは?

鮭を英語表記すると

「salmon(サーモン)」となります。

つまり英語圏では

サーモン = 鮭

となるのですが、

日本で「サーモン」は、「鱒(マス)」のことを指します。

ちなみに英語で「鱒」は

「trout(トラウト)」

と言い、淡水で生活するサケ科の魚を指します。

日本で流通しているサーモンの大半は「トラウトサーモン」と言われており、

これは本来淡水魚である「ニジマス」を海水で養殖したものです。

「鮭」と「サーモン」食べ方の違い

両者の大きな違いとして食べ方があげられます。

それは、生で食べられるかどうか。

「鮭」は海にいる間、餌としてオキアミなどを食べます。

このオキアミはアニサキスという寄生虫を食べる為、

オキアミを食べた鮭にアニサキスが寄生します。

アニサキスは食中毒の原因となる寄生虫です。

鮭を生で食べることでこのアニサキスによる食中毒を起こし、

激しい腹痛や嘔吐を起こす可能性があります。

アニサキスは60度以上に加熱すると死滅するため、

鮭を食べる際には十分に加熱処理する必要があります。

一方サーモンは「ニジマス」を養殖したものです。

餌にはペレットと呼ばれる魚粉を使用します。

この餌には食中毒の原因となるアニサキスが寄生することがありません。

よって「サーモン」は加熱処理をしなくても生で食べることができるのです。

まとめ

今回は「鮭」と「サーモン」の違いや、「鱒」との違いについても紹介させて頂きました。

少々ややこしい内容になってしまいましたが、

「鮭」は天然で加熱処理が必要

「サーモン」は「養殖されたニジマス」で生でも食べることができる

というところだけ押さえて頂ければ良いかと思います。

これからも「鮭」「サーモン」を美味しく頂きましょう!

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