突然気分が悪くなって吐き気をもよおしたり、または吐いてしまったりする事があります。
自分がそうなった時は当然辛いですが、子供に起こってしまった時も心配だし、慌ててしまいますよね。
吐き気や嘔吐は体調不良や胃腸炎、精神的なストレスや乗り物酔いなど、様々な原因で起こります。
特に冬場はノロウイルスやロタウイルスなど、ウイルス性の胃腸炎が流行します。
吐き気や嘔吐は脳内の嘔吐中枢が刺激されることで起こっており、大人よりも子供の方が嘔吐しやすいとも言われています。
この記事では吐き気があったり嘔吐してしまった際の水分補給の方法を紹介します。
水分補給の仕方
嘔吐してしまうと体は水分不足に陥ります。
極端に水分が不足することで脱水が起こる可能性も有る為、注意が必要です。
そこで重要となってくるのが
水分補給 です。
すでに嘔吐している場合、水分を取ることで更なる嘔吐を誘発する恐れがあるため、慎重に水分補給をします。
慌てて水分を取ることはせず、嘔吐後30分~1時間は何も口にしないで安静にします。
吐き気が落ち着いたら少しずつ(ティースプーン1杯から)水分を取り始めます。
30分程度様子を見て嘔吐がなければ再度水分を取り、その後も様子を見ながら徐々に水分量を増やしていきます。
ここでの注意点は水分を大量にゴクゴク飲まない事です。
急に水分を取る事で再び嘔吐する可能性が上がります。
その場合、飲んだ水分量よりも嘔吐によって出てしまう水分量の方が多くなってしまい、結果的に脱水になってしまうからです。
水分補給は少量ずつこまめに摂ることが重要です。
水分補給に適した飲み物は?
嘔吐直後の胃は弱り、過敏になっているため、水分補給は胃の負担が少ないものを選びます。
ジュースや牛乳は胃の負担になると言われています。
そしてよく選びがちなのがスポーツドリンクです。
水分補給に適した飲み物という印象がありますが、スポーツドリンクは健康な人がスポーツをして失った水分を補給するために作られた物で、糖分が多く含まれています。
弱った胃腸は想定されていません。
最もお勧めなのが
経口補水液 です。
経口補水液とは水に電解質と糖分をバランス良く配合した飲み物で、熱中症や脱水症になってしまった時に使用されます。
体内への吸収スピードが速く、飲む点滴とも言われています。
まとめ
嘔吐した際の水分補給は更なる嘔吐を引き起こす可能性があるため、慎重に行いましょう。
いざという時の為に経口補水液を常備しておくことをお勧めします。
また、症状が改善せず嘔吐を繰り返す場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
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